BBEDホームページリニューアル記念

BBEDのホームページのリニューアルを記念して、2016年に公開されたドキュメンタリー映画を特別に当サイトにて公開!

フランスの美しい街並と自然と歴史の中で、ろうの若者たちの出会いを追った短編(34分)作品です。ナレーションなし字幕のみ!ろう者の世界を堪能できます。

  • あいち国際女性映画祭2017 短編フィルム部門 グランプリ&観客賞
  • ドゥアルヌネ映画祭上映(仏)/グルノーブル短編映画祭上映(仏)
  • Three Little Wolves Film Festival上映(スロベニア)

聞こえなくてもできる!を伝えたくて
17歳の“ろう”の少年が ひとりフランスへと旅立った
初めて訪れる国 初めて出会う人々
日本手話 フランス手話 フランス語
その少年は 瞬く間に言葉の壁を越えていく!

作品紹介

17歳の少年・玉田宙は日本手話を母語とする“ろう者”として成長して来た。日本で唯一のバイリンガルろう学校「明晴学園 中学部」を卒業後、憧れの甲子園をめざして都立高校に進学。夏の大会で強豪・関東一高を相手に正捕手・4番打者として「聞こえなくても硬式野球ができる」を実現した。そして17歳の夏休み、彼は単身でフランスへと向かう。次の「聞こえなくてもできる」、「聞こえないからできる」に挑戦するために…。
コミュニケーション障害といわれている聴覚障害。少年の旅を通して、ろう者の知られざるコミュニケーションの力に迫るドキュメンタリー。

あいち国際女性映画祭2017
短編部門グランプリ受賞/観客賞受賞

授賞式での玉田宙さんのビデオメッセージより

Q.フランス旅行をして得たものは何ですか?

A.はじめて訪れた国で、知らない街を歩いて、そこで暮らす人たちと触れ合って、自分の境遇や日本での環境を再認識しました。比べるものがあるから本当の姿が見えるのだと知りました

監督プロフィール

監督:藤原 亜紀
監督:藤原 亜紀

プロフィール:高校卒業後に留学のため渡仏。東南アジア・南アジアでは国際協力の分野で、中部アフリカでは外交の分野で勤務。2012年にパリへ戻り、ドキュメンタリー映画の制作を開始。本作品は2作目。第1作は刑務所から出所した男性の物語(15分・仏語)。檻の中で罪を償い、社会に復帰するとはどういうことなのかを問いた。

監督によるメイキング映像